おかげ様で大好評の「TUBE-00J」にカスタマイズを加え、付属真空管を6K4から「6J1 ミルスペック選別グレード品」へ、更にオペアンプをNE5532から「Burr-Brown社製 OPA627AU」へとグレードアップした、「FX-AUDIO- TUBE-00J LIMITEDバージョン」を発売いたします。
今回は「TUBE-01J LIMITED」の経験を基に、TUBE-00Jの持っている高いポテンシャルを限界まで引き上げると「一体どうなってしまうのか?」という実験的な試みからスタートし、改良を重ねて高音質を突き詰めた結果・・・想像していたレベルを軽々と越えて、TUBE-01J LIMITEDを完全に引き離す仕上がりとなってしまいました。
音の好みはユーザー様おひとりおひとり千差万別ですので、稀にお好みに合わない方もいらっしゃいますが、ほとんどの方にご満足頂ける仕上がりとなっております。
音の良し悪しにクラスがあるなら、明らかにクラスが上がっているのを実感頂けると思います。
※「6J1 ミルスペック選別グレード品」はデッドストック品で流通在庫枯渇のため数に限りがあり、オプション品、又は数量限定モデルとしての採用のみとなっております。
カスタマイズモデルというのは高価な価格設定となる傾向にございますが、「TUBE-01J LIMITED」を超えて、とんでもない仕上がりとなったこの感動を、一人でも多くのユーザー様にお楽しみいただきたいとの思いから価格設定を限界まで抑えての発売とあいなりました。
「TUBE-01J LIMITED」同様の「6J1 ミルスペック選別グレード品」の付属に加え、オペアンプを定番中の定番「Burr-Brown社製 OPA627AU」に変更、内部部品を音質的に有利な上位パーツに置き替えて、生産コストとしては相当に上がっておりますが、この価格であればコストパフォーマンスの良さはそのままに、気軽にお楽しみいただけるのではないかと思います。
「TUBE-00J LIMITEDバージョン]は、本格的真空管ラインアンプのスタンダードモデルとしてご好評をいただいております「TUBE-00J」の聴き味をキッチリ踏襲しつつ、高音質パーツにあわせてチューニングし直しておりますので、実際のお値段以上の仕上がりとなっております。
弊社ではあくまでも適正価格でご提供しておりますが、なにぶんLIMITEDバージョンですので数には限りがございます。
当生産ロットのみで、再生産の予定はございませんので、ご注文が殺到した場合は「TUBE-01J LIMITED」同様に短期間で完売する可能性がございます。
TUBEシリーズが気になっておられる方、既に「TUBE-00J」の音質にご満足頂いておられますユーザー様方は、お早目にお求めくださいますようお願いいたします。
この「TUBE-00J」をベースに更に音質向上を狙った限定版上位モデル
「FX-AUDIO- TUBE-00J LIMITED」のポイントをご紹介いたします。
「TUBE-00J」では、電源ラインは既にTUBE-01Jより進化しておりますので、シグナルラインに焦点を当て更なる音質向上を狙い、音の入り口から出口まで下記の内容で強化を行いました。
まずシグナルの入り口となる入力抵抗ですが、DALE社製ではなく日本のメーカーで音質に定評のあるKOA社製 金属皮膜抵抗 MFシリーズ(低T.C.R.抵抗値許容差1%)を採用いたしました。
なぜ今回はDALE社製でないのかと申し上げますと、米中貿易摩擦でDALEが入手困難となってしまったからなのです。そのため音質的に優れたKOA社製MFシリーズに白羽の矢が立った次第です。
そしてTUBE-00Jの特徴ともいえる、前段ゲイン調整回路の要であるオペアンプには、定番中の定番!鉄板中の鉄板 !!Burr-Brown社製 OPA627AU を採算度外視でチョイス!!この部分はコスト的に採用するかどうかで何度も揉めたのですが、Burr-Brown社製 OPA627AU の持ち味を100%引き出す専用のチューニングを施そうとの結論から採用となりました。
また、後段入力カップリングコンデンサーは周波数特性の良い巻回型無誘導フィルムコンデンサを採用。標準のPILKOR社製メタライズドフィルムコンデンサーはNE5532向けの調整で採用されたのですが、OPA627にすると聴き味がやや硬く低音がほんの少しブーミーになってしまいます。そのため音の広がりを重視し幾度もの試聴から、6K4でもブーミーにならないギリギリの容量を探り採用となりました。
続いてTUBE-01J LIMITEDの標準付属菅であり、TUBE-00Jをお買い上げいただいたお客様が、まず最初にお買い求めになるオプション真空管、「6J1 ミルスペック選別グレード品」を、今回も標準付属菅として採用いたしました。
そして真空管の足元にはTUBE-01Jと同じセラミックタイプのソケットを使い、カチッとした挿しごたえで所有する満足感と、玉転がし等に対する耐久性を両立しています。
最後に音の出口となる出力カップリングには、FX-AUDIO- 限定生産製品専用オーディオ用ポリエステルフィルムコンデンサ 250V 1μF 105Jを採用!!
もう既に自作キットや自作スピーカーを楽しんでいらっしゃるユーザー様はご存知かと思いますが、FX-AUDIO-で特注したAUDIO用のフィルムコンデンサです。オーディオでも使える周波数特性の良い巻回型無誘導フィルムコンデンサは意外に少なく、その中でも高耐圧小型化品は安定供給が見込めないためにFX-AUDIO-で特注いたしました。実際にキットのカップリングやスピーカーのネットワークに使っていただくと分かりますが、かなりのレベルだと思います。
以上がLIMITEDモデルのカスタマイズ内容と詳細ですが、満足頂けるカスタマイズとなっていると思います。
ご好評頂いております「TUBE-00J」は、おかげさまでかなりの台数を販売させて頂き、お客様からのご意見やご要望も大変多く頂いておりました。
その中でもTUBE-01J LIMITEDをご存知のユーザー様からのお問い合わせが非常に多く、今回LIMITEDバージョンを発売する運びとなりました。
ただ、何度も繰り返しますが、継続商品としては難しい部類の物となります為、表題通りLIMITED(限定バージョン)として数量限定で販売致します。
現行の「TUBE-00J」は今のところ安定したご提供ができておりますが、こちらの「LIMITEDバージョン」は選別グレード真空管の在庫の関係や継続仕入れ出来ないパーツの使用がある為、この生産ロットのみとなっておりますのでご理解いただければと思います。
音質の評価はユーザー様にお任せしておりますが、まだここまで向上する余地はあった!という仕上がりとなっております。
ご意見・ご要望を頂いた皆様には少し遅くなりましたが、「TUBE-00J」の音質にご満足いただけておられるユーザー様には、こちらのLIMITEDモデルを是非ともご堪能頂きたく思っております。
それではこれからも、末長くTUBE-00Jをご愛顧を賜りますようお願いいたします。